第168回通常議員総会を開催しました

2021年08月23日

 第168回通常議員総会が7月29日、当所8階大会議室で開かれ、令和2年度事業報告・収支決算、常議員の補欠選任について審議され、全議案が原案どおり承認された。

 議案に先立ち、上野会頭より冒頭挨拶で、7月23日より開幕した東京2020オリンピックに対し、「コロナ禍でのオリンピック開催についてはその是非が議論されてきたが、横浜商工会議所としては万難を排して何とか開催にこぎつけ、閉塞するこの横浜の地に再び活力を取り戻す契機にしたいと主張を展開してきた。それが実現し、また日本選手の頑張りによって想像以上の盛り上がりをこの横浜で、また日本全体にわたって見せていることをありがたく思っている」と述べた。

 一方で、新型コロナウイルス感染症の発生から1年半以上が経過した中、変異株の流行により感染が急拡大している状況に対し、「感染拡大を抑えていくためには、ワクチン接種の普及を進めていくことが不可欠であり、特に若年層への接種を早めることが重要なコロナ対策となる。政府においては今後ワクチン接種をあらゆる面から促進し、ワクチン供給が突然ストップすることがないよう計画的かつ確実な接種を進め、安心して経済活動ができる環境を早期に実現できるよう尽力いただき、また会議所としても働きかけを進めていかなければならない」と考えを述べた。
 
 また、厚生労働省の審議会で示された最低賃金額の引き上げ幅の目安が全国加重平均額で28円、3.1%の大幅な引き上げとなったことに対し、「最低賃金は政府方針によるものではなく、地域での労働者の生計費及び賃金並びに通常の事業の賃金支払い能力を考慮して定めるべきであり、今回の引き上げは中小企業の窮状を理解していない結論である」と遺憾の意を示したうえで、「商工会議所としては引き続き、日本商工会議所を通じ、現行水準の維持を強く主張するとともに、今後神川地方最低賃金審査会において審議する際には中小企業や地域経済の窮状を踏まえた議論を進めていただきたい」との考えを述べた。

 そして足元の経済情勢に対し、「コロナ禍の影響による活動自粛などを要因に、飲食や宿泊等のサービス消費が落ち込み、特に観光産業においてその影響は大きく、5月に発表された横浜市の去年の観光客数は昨年に比べ55%減の1,629万人、観光消費額では1,050億円と前年に比べ72%の減となり、横浜経済はこれまで以上に厳しい局面を迎えている」と窮状を述べうえで、「この疲弊している横浜経済を立て直し、強固なものにしていくためには、苦境を続ける中小企業を引き続き支えていくことに加え、中・長期的には、「横浜IRの実現」や「2027国際園芸博覧会の開催と跡地活用」、「国際クルーズ拠点の形成」など横浜商工会議所として推進してきた、ソフト面を含めた横浜観光の再生により、横浜に賑わいを取り戻すことが重要である」と考えを述べた。
 
 引き続き議案審議となり、令和2年度事業報告・収支決算(案)については野口副会頭から詳細な説明があり、事業報告では、意見・要望活動として、4月と2月に新型コロナウイルス感染症に対応した経済対策に関する緊急要望を横浜市・神奈川県に提出した。
 将来の横浜経済の活性化に向けた事業では、統合型リゾート(IR)の横浜誘致を目指し横浜イノベーションIR協議会に参画したほか、国際園芸博覧会の横浜招致に向け、2027国際園芸博覧会推進委員会の設立に参画した。
 中小・小規模事業者への総合的支援では、コロナに係る特別相談窓口を開設し、資金繰りや小規模事業者持続化補助金の申請に対応したほか、デジタル化相談窓口の開設及びデジタル化支援サイトの公開により、企業のデジタル化支援に努めた。
 組織基盤強化では、コロナに対応した中小企業へのバックアップ機能としての需要と地域経済の牽引役として当所の役割が高まり、新規会員件数は703件と平成29年度以来3年ぶりに700件台となった。
 本年度は横浜商工会議所創立140周年を迎え、「記念式典並びに記念演奏会」が10月にみなとみらいホールにて開催され、コロナ禍にも関わらず857名もの参加を得て盛況裡に行われた。
 
 収支決算では、一般会計、特別会計を合わせた全会計の収入決算額が前年度繰越金を合わせ15億10,860千円、支出決算額が12億18,809千円となった。

 総会終了後には、関東商工会議所連合会 ベスト・アクション表彰 伝達式、横浜商工会議所表彰が行われ、当日出席した表彰者には、上野会頭から賞状が手渡された。

◆関東商工会議所連合会 ベスト・アクション表彰 伝達式(敬称略)

☆関商連管内各商工会議所の事業活動に関連して、まちづくりの推進や地域活性化、会議所の知名度貢献など顕著な貢献(ベストアクション)をしている者を表彰する

【該当者】
 株式会社 大協製作所
 代表取締役会長 栗原 敏郎  

◆横浜商工会議所表彰(敬称略)

☆第1条(役員または議員であって6年以上在任した者が退任の場合に表彰する)に基づく表彰

【該当者】
 筒井  之隆  8年  8ヶ月
 長谷川 正昭  7年 

                  当所大会議室で開催された第168回通常議員総会