反町駅前通り商店街で「留学生向け商店街ツアー」を実施しました
反町駅前通り商店街において、留学生を商店街に招待する「留学生向け商店街ツアー」を開催しました(令和元年10月5日(土))。
留学生の方々に、身近な買い物の場となる商店街に親しんでいただき、商店街を「買い物の場」として積極的に活用していただくこと、また、受け入れる商店街側には外国人の購買行動を肌で感じていただくことを目的に実施しました。

当日は、横浜国立大学に留学する4か国5名の学生が参加し、反町駅前通り商店街と反町駅周辺に残る歴史的施設を巡るまち歩き、さらに、書道体験や和太鼓・人形浄瑠璃の鑑賞といった日本文化に直接触れるイベントを実施しました。
まち歩きでは、広重の東海道五十三次にも描かれる田中屋や、近隣神社仏閣の代表格である大綱金比羅神社、本覚寺を訪問しました。参加者からは、現在も残る歴史的施設を訪れ、感嘆の声が漏れていました。

の横浜の状況に関する説明を受けました

商店街に戻り、「肉のふくとみ」でコロッケを、また、「NAGI COFFEE」で本格的アイスコーヒーを楽しみました。商店街散策を行う中で、昔ながらの八百屋さんを通った際、つり銭を天井から吊るすかごを見た参加者から「昭和の香りを感じる。すごい」という感想を得ました。
ハラル対応の昼食をはさみ、書道体験と和太鼓・人形浄瑠璃の鑑賞を行いました。書道体験では、日ごろ馴れない文字である漢字を熱心に書き、講師を務めた良心書道教室の山室氏から「みなさん、非常に上手です」との感想が聞かれました。


4人目)と記念撮影
最後に、地元有志の和太鼓と反町駅前通り商店街と親交のある長野県飯田市の今田人形座による「今田人形浄瑠璃」を鑑賞しました。参加者の中には、「和太鼓に興味があり参加した」という学生が2名おり、和太鼓集団「太鼓衆龍月」のパフォーマンスを積極的に動画で撮る姿が見られました。また、「今田人形浄瑠璃」の鑑賞では、日本語のセリフについては、非常に解釈が難しいものの、1体の人形を3名で操るその所作に興味を持って鑑賞する姿が見られました。

対する関心は高く、動画撮影する姿も

ツアーの中で行われた反町駅前通り商店街の斉藤会長と参加留学生との意見交換の場で、今回ツアーに参加した動機として「日本人や他の国の人ともコミュニケーションができ、より多くの知識を勉強できる機会になると考え、参加した」という意見が複数の参加者から聞かれました。
また、ツアー終了後に行われた参加者に対するアンケート調査結果をみると、ツアーに関する感想はすこぶる良好であり、商店街と留学生が交流する格好の機会となりました。
