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中小企業脱炭素経営セミナー②~「選ばれる企業になる」脱炭素経営の取り組み方~(横浜市環境保全協議会共催)を開催しました

令和8年8月5日、chilink WORKSITE MINATOMIRAIにて、横浜商工会議所と横浜市環境保全協議会の共催による「中小企業脱炭素経営セミナー② 〜「選ばれる企業になる」脱炭素経営の取り組み方〜」を開催し、60名にご参加いただきました。

講演1「中小企業が取り組むカーボンニュートラル 取組と事例紹介」
 -株式会社オオスミ 執行役員経営企画室室長 平野 あや 氏

始めに、横浜市瀬谷区に本社を置き、創業58年を迎える総合環境調査会社である株式会社オオスミの執行役員経営企画室長、平野あや氏が登壇しました。同社は水質分析や土壌汚染調査、アスベスト調査に加え、省エネ診断やCO₂削減コンサルティング、環境法令対策サポートなど多岐にわたる環境サービスを提供しています。講演では、中小企業が脱炭素に取り組むべき理由として「取引先(サプライチェーン)から選ばれる企業になるため」「エネルギーコスト削減による経営改善」「有事のエネルギーリスクへの備え」の3点が挙げられました。
また、同社が自社オフィスで実践している具体的な取り組みとして、横浜市の補助金を活用した空調設備更新や太陽光パネル設置などの「設備投資」が紹介されたほか、さらに、「お金をかけずにできる日々の運用改善と社員教育」として、「こまめな消灯の徹底」「エアコンの設定温度見直し」「温水便座のヒーターオフ」「エコドライブの実践」などの省エネの取組や、社員全員が「自分ごと」として脱炭素に取り組むことができる社員教育や呼びかけの工夫が紹介されました。

講演2「楽しく続ける脱炭素。 〜自転車配送とカーゴバイクで、企業と街の CO₂を減らす〜」
 -有限会社クリオシティ 代表 柳川 健一 氏

続いて、横浜市を中心に23年にわたり自転車や貨物用自転車(カーゴバイク)を駆使した環境配慮型の運送事業(メッセンジャーサービス)を展開している有限会社クリオシティの代表、柳川健一氏が登壇しました。同社は、カーゴバイクによる都市型ラストマイル配送の実施や、異業種提携による循環型ビジネスの構築、自転車を通じた地域コミュニティの活性化に取り組んでいます。柳川氏からは「脱炭素は、⼩さく始めていい。そして、楽しい⽅が⻑く続く。」とのメッセージとともに、同社が自転車配送により削減したCO₂排出量を、山下公園通りのイチョウ並木の数に換算するという独自の「見える化」について紹介がありました。加えて、今年7月に地域企業4社(原貿易㈱、㈱kitafuku、㈱大川印刷、㈲クリオシティ)が共同で実施した「裏紙メモ帳」プロジェクトについても説明がありました。これは、コピー機のテスト印刷の裏紙や、ビール製造時に出るモルト粕等を再利用し、再エネ電力のみで印刷・製本を行ったうえで、最終的に自転車で配送するという循環型の取り組みです。「一社単独では難しい課題も、地域のつながりを活かせば楽しく実現できる」と、これまでの取り組みを振り返ったうえで、「まずは自社の配送・移動手段を一つ見直すことから始めてほしい。コラボレーションも大歓迎です。 ぜひ楽しみながら一緒に脱炭素を進めていきましょう。」と締めくくられました。

その後、横浜市・神奈川県の脱炭素支援制度の紹介があった後、同会場にて名刺交換会および交流会を開催しました。交流会ではビール麦芽粕を再利用して製造されたクラフトエナジードリンク「エナジーハマー」の試飲も行われたほか、共同制作された裏紙メモ帳も展示され、終始和やかな雰囲気の中、参加者による名刺交換や情報交換が行われました。