いすゞプラザ視察会を開催しました(機械・金属工業部会)
機械・金属工業部会では、2026年2月10日(火)に21名の参加を得て、いすゞ自動車株式会社の企業博物館「いすゞプラザ」(藤沢市)への視察会を開催しました。今回は、到着後のガイダンスから始まり、圧巻のジオラマ、ガイド付きツアー、そして自由見学という充実のプログラムを実施。参加者は、楽しみながらも真剣な眼差しで、自社のビジネスや組織づくりへのヒントを探りました。
到着・概要説明(Plaza Annex)


まずは隣接する「Plaza annex」内のカフェに集合。落ち着いた雰囲気の中で、いすゞプラザの設立背景や概要について説明を受けました。
圧巻の「いすゞミニチュアワールド」
いすゞプラザへ移動後、最初に足を運んだのは国内最大級のジオラマ「いすゞミニチュアワールド」です。 精巧に作られたミニチュアの街を、トラックやバスが実際に走行し、救急車や消防車が働く様子など、「運ぶ」がいかに人々の生活を支えているかを1日のストーリーを通じて体感しました。


ガイドツアーで知る「『運ぶを支えるいすゞ』」「いすゞのくるまづくり」「いすゞの歴史」
続いて、ツアーガイドによる案内のもと、「『運ぶ』を支えるいすゞ」「いすゞのくるまづくり」「いすゞの歴史」のエリアを見学しました。



• 「運ぶ」を支えるいすゞ: いすゞ自動車の創業(1916年)に関わる歴史的な背景や、国内に現存する国産最古のトラック「ウーズレーCP型」について説明を受けました。また、現在開発中の燃料電池バス「エルガFCV」や、大型トラック「ギガ」、普通免許で運転可能な小型トラック「エルフミオ」、など、現在街中で活躍する最新車両が展示されており、バリアフリーを追求したフルフラットフロアの構造や、環境に配慮した設計について解説がありました。



• いすゞのくるまづくり:続いて、トラックが完成するまでの「開発」「生産」「検査」の全工程を紹介する「いすゞのくるまづくり」エリアを視察しました。 開発ゾーンでは、デザイン検討に使用される1/5サイズのクレイモデルを見学し、世界中の過酷な環境を想定した実験や、顧客の声を反映させるデザインのプロセスについて学びました。また、生産ゾーンでは、小型トラック「エルフ」の組立ラインを1/20スケールで再現した精巧なミニチュア模型を鑑賞しつつ、作業員が安全かつ快適に作業するための生産設備の工夫について説明を受けました。参加者は、品質向上や効率化だけでなく、従業員の作業環境改善にも配慮したモノづくりの姿勢から、自社へのヒントを熱心に探っていました。



• いすゞの歴史: 「いすゞの歴史」エリアでは、「スミダM型バス」「TX80型トラック」「エルフTLD20型」「ベレル」「シボレーLUV」「ジェミニ」等の歴代の名車やエンジンがずらりと並びます。 イタリアの巨匠ジウジアーロ氏がデザインを手掛けたコンセプトカー「アッソ・ディ・フィオーリ」と、それを忠実に再現して量産化された「ピアッツァ」の展示前では、そのデザインの美しさと開発秘話に参加者一同が感嘆。往年の名車を懐かしみながら、ブランド構築の重要性を再確認する時間となりました。
自由見学・体験



展示車両に乗り込み、ドライバー視点を体験:ガイドツアー後は自由見学の時間を設けました。最新のトラックの運転席に実際に座って視界や居住性を確認したり、安全(Safety)・経済性(Economy)・環境(Environment)の3つの分野で技術の高度化を目指す「See Technology」の展示でサステナビリティへの取り組みを深掘りしたりと、各々が関心のある分野を熱心に視察しました。シミュレーター体験など、童心に帰って楽しめる要素もあり、会場は終始活気に包まれていました。
懇親会
視察終了後は、海老名の老舗酒蔵の直営レストラン「サケとアテ 蔵元佳肴 いづみ橋」へ移動し、懇親会を開催しました。美味しい料理と地酒を味わいながら、視察での気づきや各社の近況、業界動向について活発な意見交換が行われ、日本の物流を支える商用車の技術や歴史を通じて、モノづくりの神髄や環境対応への取り組みを学ぶ貴重な機会となりました。